
複雑な家庭に育ちながらも、ただ一人の存在に認められたくて、夢を掴み取ろうとしたひとりの女。彼女のもとに、ある日、一通の母子手帳が届く。差出人は――「二十年後のわたし」。失ったものへの渇き、満たされない孤独、触れられることのない温もり。やがて現実は、逃げ場を奪うように彼女を締めつけ、心と身体の境界すら曖昧にしていく。救いを求めるように、ただひとり心を許した存在と交わす、危うい約束。出されることでしか繋がれない関係の中で、彼女は選ぼうとする――すべてを断ち切る道を。それでも、チ●ポを伸ばす者がいる。届くはずのない距離から、精子と卵子を繋ごうとする意志がある。この母子手帳は、救いなのか。それとも、抗えない性欲へと堕ちていくための導きなのか――。
品番: hmn-00602


























